ごあいさつ


治りません。だから、上手く付き合いましょう

日本人の5人に1人がかかっている国民病のアレルギー性鼻炎・花粉症。

突然、アレルギー症状が起こりくしゃみ、鼻水、鼻づまりが止まらなくなってしまいます。
困ったことに一度アレルギー性鼻炎・花粉症にかかってしまうと
現在の医学では根本から治療することはできません。

ただし、ごく稀にですが民間療法や食生活の改善で体質が変わり
アレルギーがなくなった方もいらっしゃいます。
アレルゲンであるハウスダスト、ダニ、ペットの毛、カビ(真菌)などをこまめに掃除し、
花粉症シーズンでは外出を控え、マスク、帽子、眼鏡を使用することで症状を抑えることは可能です。

ライフスタイルの改善や薬を上手く使うことで、アレルギー性鼻炎・花粉症と
上手く付き合うことはできますので、いかに理解し意識して頂くかが重要です。

日常生活でできる通年性アレルギー性鼻炎の予防法
こまめに洗濯、掃除しましょう。

毎日カーペットやフローリングを掃除し、寝室は特に掃除をしましょう。カビ(真菌)やダニが繁殖しやすいタオル、マット、シーツをこまめに洗濯しましょう。

室温20〜25度、湿度50度以下にしましょう。

高温多湿を好むダニは室温25度、湿度75%で最も増殖します。空気清浄機や除湿機を使用することにより室温20~25度、湿度50%以下にしましょう。

ダニ対策

防ダニ加工の寝具を使用し、寝具に防ダニカバーをかけるなど対策を取りましょう。ダニは50度以上になると死滅するので、こまめに布団を干し、乾燥機にかけるのも効果的です。

ペット

ペットを飼われている家庭では、ペットの毛が抜けやすいので定期的にシャンプーをしましょう。
清潔な状を保てばダニの発生を防ぐことができます。
また市販のペット用ダニ駆除剤を使用されると効果的です。

日常生活でできる通年性アレルギー性鼻炎の予防法
花粉情報をチェック

テレビやインターネットで気象情報を確認しましょう。
花粉の飛散の要注意日は

  • ①晴れまたはくもり
  • ②最高気温が高い 
  • ③湿度が低い
  • ④やや強い南風が吹き、その後北風に変化したとき
  • ⑤前日が雨
  • (日本気象協会作成)
花粉離散時期は外出を控え、花粉を避けましょう

晴れて風が強い日中は花粉が沢山飛散します。とくにスギ花粉は11時から15時頃の外出を控えましょう。もし、外出されるならマスク、帽子、眼鏡の着用をお勧め致します。

室内に花粉などのアレルゲンを持ち込まないようにしましょう。

外出から戻った時は、家に入る前に服などをはたき、花粉を落としましょう。
家に入るとすぐに手、顔、目を洗い、うがいや鼻うがいをすることも効果的です。

室内のハウスダスト、花粉を減らしましょう

ペットを飼われている家庭では、ペットの毛が抜けやすいので定期的にシャンプーをしましょう。
晴れて、風邪が強いお昼間に窓やドアを開けるのはよくないので、空気清浄機を使い室内のハウスダストや花粉を減らすことができます。

家でできる対策をしよう

①空気の入れ替えをすると外の花粉が家の中に入ってきますのでドア・窓を閉める。

②見えない花粉は以外とフローリングやカーペットに付着していますので掃除はこまめにしましょう。

③花粉が布団に付着しますので外に干すことはやめて乾燥機を使用しましょう。

④寝室の枕まわりの花粉を拭き取ることによって翌朝のモーニングアタックを予防できます。